★ 足もみ(足つぼ)とは どんな療法か?

 

★ 足つぼ(足もみ)の歴史

足を揉む(刺激する)という行為は約4500年前のエジプトの壁画にも残されているようにかなりの昔からあったとされています。

他にも、4000年前に中国には「観趾法」という書物があり、ここには、足の診かたなどが書かれていたと言われています。

現在、リフレクソロジーや足ツボという言葉で注目を受けるきっかけになったのは

アメリカ人医師のフィッツジェラルド氏が1913年に論文を発表したことにより、アメリカで東洋医学的なものが発表されたこともあり、注目をあびることになりました。

 これをきっかけに、ヨーロッパで研究がされるようになり、それが日本に伝わったという事です。

台湾式と呼ばれる足もみ(足つぼ)もスイス人のジョセフ氏が台湾に持ち込んだものです。

これが台湾で評判を得て、日本に伝わったという事です。

日本では「官足法」という名前で台湾式の足もみ(足つぼ)が1980年代に広まりました。

その後にヨーロッパで流行った「リフレクソロジー」が日本に広まりました。

 

★足つぼ(足もみ・リフレクソロジー)とは?

歴史でも説明したように、俗に言われている「足つぼ」はアメリカ生まれとなります。

「足つぼ」を一言で説明すると

  反射区を刺激して、身体の状態を改善する療法

図のような、足裏のエリアを色付けしている表を見たことがあると思いますが、これが反射区というエリアで、これを刺激するのが「足つぼ」となります。

実はこの考え方は

「リフレクソロジー」と同じ考え方のため、

 療法としては 「足つぼ」=「リフレクソロジー」となります。

詳しくはこちらを参考に「リフレクソロジーについて

 

★ 「足つぼ」と「リフレクソロジー」の違い

反射区を刺激する療法としては同じですが違うのは2点あります。

(1)施術方法が異なる。

 ヨーロッパ地域では痛みは悪と考えることもあり、痛みが少ない施術方法になり、

 台湾地域では、東洋人は痛いのが効くとのイメージもあり痛い施術方法が一般的になる。

 

(2)細かい部分の反射区が異なる(大きな考え方は同じですが、細かい部分で異なります)

 反射区はそれぞれの研究家が臨床を元に作成している事もあり、世界にはいくつもの反射区図表が存在しています。

 ヨーロッパの反射区図表と台湾式の反射区図表は異なっています。

 施術方法が異なるので、その臨床を元につくられた反射区が異なっていてもある程度は仕方ない事だと思います。

 

 どちらの施術方法が良いのか?ではなく、患者の状態に合わせて施術する(東洋医学的考え方)が私は正しいと思っています。

 


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院長 宮田徹也

メール  techan@asimomi.jp

2019.9.7  更新

足つぼの歴史