腎臓は尿を作らない?

2014/12/20 投稿

腎臓は尿を作らないこれは「東洋医学での話」

ところで、東洋医学の五臓六腑と言われている臓器全て言えますか?

五つの臓器と六つの腑です。

5臓は 肝臓、 心臓、脾臓、肺臓、腎臓

6腑は 胆のう、小腸、胃、 大腸、膀胱、三焦

全て言えましたか?

この東洋医学の五臓六腑は西洋医学の臓器とは異なる これが重要です。

皆さんも間違えないようにしましょうね!

つまり五臓六腑は西洋医学でいう一つの臓器を表す言葉ではないということです。

5臓では「気」「血」「津液(しんえき)」をつくり、蓄える働き。
六腑は消化吸収を行う働き


とされているのが一般的です。

西洋医学でいう「すい臓」や「直腸」もなく、「生殖器」も含まれていません。

つまり、東洋医学の五臓六腑は臓器の名称ではなく、働きを分類したものにすぎないということです。

腎臓は尿を作らないというタイトルにしましたが

正確には「腎」は尿を作らないということです。

東洋医学の「腎」は「精気を貯蔵する働き」を行います。

この「精気」とは人体の機能を維持するためのエネルギー源と考えています。

エネルギー?だったら、食べ物の栄養素のこと?と ???マークで頭がおかしくなると思いますが、そういう考え方をするのが東洋医学です。

この「腎の精気」は成長、発育にかかわっており、骨や歯、髪の毛の成長にかかわるという考え方になります。

ここから、「腎は骨」ということになります。

前にも書きましたが、黒いものが骨によいということにもつながります。

では、尿は東洋医学のどこで作られるのでしょう?

摂取した飲食物は水穀の精微(体に必要な栄養)と糟粕(そうはく)(不要な成分)に分けられます。

つまり、この糟粕が尿や便として排泄される。

この糟粕を作るところが「小腸」になります。

東洋医学では尿の異常は「小腸」となります。

だから、腎臓では尿を作っていませんとなります。

ただし、水分をコントロールしているのは膀胱で、この膀胱の働きをコントロールしているしているのは腎臓でもあります。

つまり、

摂取した食べ物の水は必要な水分(津液)といらない水(糟粕)に分類されます。

腎臓の働きで「余分な津液」と「いらない水(糟粕)」を尿として排出します。

こんな話です。

なんだ、結局は腎臓も尿を作っているなんてつっこまないでくださいね。

東洋医学の尿は「不要な成分」であって、余分な水分ではありません??

では


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院長 宮田徹也

メール  techan@asimomi.jp

2019.9.7  更新

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